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2019/03/06 20:58
昨年1月のある日助監督様から一本の電話がかかってきた。
備長炭でキーホルダーを作って欲しいとのこと、
次の日に映画「半世界」の企画書が届いた。
監督の名前にビックリ!
キャストのみなさんの名前にビックリ!
企画書をひたすら読んでデザインしていたある日、
またまた助監督様からお電話をいただいた。
キーホルダーをやめて、車の中のルームミラーにお守りみたいに揺れるアイテムに変更して欲しいとのこと。
神宮杉をプラス、お守りみたいにというご希望にお応えするべくデザインしました。
滞在先のホテルにお届けして。
ドキドキしたのを記憶してる。
備長炭を切る・削る・磨く
備長炭勾玉を作り
紐を編み込み 完成
実はクランクアップの時に、稲垣吾郎さんと阪本監督に伊勢志摩備長炭アクセサリーをプレゼントさせていただく機会を与えてくださり、なのに、この機会をいただけるというご連絡は、私が海外に出張する前日だった。
代わりに次女が クランクアップに行かせていただきました...。(苦笑)
日本の皆様に、
伊勢志摩にもこんなに品質の高い備長炭があるのだということをお伝えしたい、
そのための広告ツールだと思っています。
伊勢志摩には、備長炭になるウバメガシがたくさんあります。けれど、地方ゆえに高齢化に伴い荒れていってしまう。炭焼き職人のみなさんが、そんな里山に入ることで、荒れ行く里山の保全に一役を担っている現実に、何か出来ることがあるんじゃないかと思いました。
映画の中にもあったように
炭焼き職人のみなさんの仕事は本当に大変で
南伊勢町マルモ製炭所の森前さんも
志摩市の佐藤製炭工房の佐藤さんも
後継者の育成を目指し、炭焼き職人という仕事の継続を進めています。
半世界を観賞して
伊勢志摩備長炭勾玉は本当にステキに撮っていただいていました。
映画半世界の制作に関わってくださったスタッフの皆さんや、
なによりキャストのみなさん、
マルモ製炭所を見つけてくださった阪本監督。
皆さん ロケ地に本当に優しくて。
映画でも感じていただけるように
人の温みを実感しました。
森前さんの備長炭は とにかく硬い!
だからアクセサリーに加工するのは至難の業で。
でも、品質の高い備長炭を見ていただけるアイテムに仕上げたいと思っています。
半世界という映画にほんのわずかといえ関わらせていただけたことに心より感謝申し上げます。
これからも伊勢志摩備長炭をどうぞよろしくお願いします。